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階段補強工事の施工事例 ― 階段裏・踊り場の内部補強で軋みを解消

吉川市内で施工させていただいたお住まいで、階段を上り下りするたびに「ミシミシ」「パキパキ」と音が鳴るとのご相談をいただきました。

階段の軋み音は、踏み板そのものだけでなく、階段裏や踊り場の下地部分に原因があることも少なくありません。今回は実際に階段裏の内部を確認し、蹴込み板の固定方法と踊り場の根太の状態から原因を特定、補強工事を行いましたので、その様子をご紹介いたします。

 

1. 階段裏の状況(施工前)

蹴込み板(踏み板同士をつなぐ垂直部分の板)を確認したところ、厚みが6mm程度と薄く、上部が白ボンドのみで固定されている状態でした。

白ボンドは経年による劣化や、木材の伸縮による摩擦で、パキパキとした音が鳴る原因になることがあります。

 

2. 階段裏の補強工事

まず、既存の蹴込み板に対してビス固定を追加しました。

そのうえで、蹴込み板の裏側から12mm合板を四方に根太ボンド+ビスで固定しました。根太ボンドは弾性があるため、年月が経ってもボンドが切れにくく、木材の伸縮による軋み音を防ぐ効果があります。

 

3. 踊り場の状況と補強

踊り場を確認すると、踊り場全体を支える根太が2本のみで固定されている状態でした。

四方を垂木で補強したうえで、根太を3本に増やし、間隔を狭めて配置しました。踊り場全体を支える構造そのものを見直すことで、踏んだ際のたわみを抑え、軋みにくい状態にしています。

 

4. まとめ

階段の軋みは、表面の踏み板だけを見ても原因が分からないことが多く、今回のように階段裏や踊り場の下地から確認することで、根本的な補強が可能になります。

見た目には分からない部分ですが、こうした内部の作り込みが、長く安心して使っていただける階段につながると考えています。

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