屋根葺き替えとは?|費用・必要なケース・カバー工法との違いを職人が解説【埼玉・吉川市】
「葺き替えが必要な状態なのか」「カバー工法で十分なのか」を、現場目線でわかりやすく解説します。
屋根工事は見た目だけでは判断が難しく、間違った選択をすると余計な費用や再工事につながります。
正しい判断基準を知ることが重要です。
💡こんな方に読んでいただきたい記事です
- 屋根の劣化や雨漏りが気になっている
- カバー工法と葺き替えの違いが分からない
- できるだけ無駄な工事は避けたい
- 長く安心して住める屋根にしたい
屋根工事は「見た目の劣化」だけでは判断できません。実際には、下地の状態によって最適な工事方法が変わります。まずは現状を正しく知ることが大切です。
屋根の状態は外から見ただけでは正確に判断できません。
まずは無料点検で、現状を確認してみませんか?
施工事例
BEFORE → AFTER(施工直後)
- BEFORE
- AFTER
施工内容:屋根葺き替え+外壁リフォーム
屋根:瓦 → 金属屋根へ変更(軽量化)
※施工直後のため、足場や作業道具が一部写っています
屋根葺き替え+外壁リフォーム事例
築60年・33坪の住宅で、屋根の劣化に加えて外壁の色あせも見られたため、屋根葺き替えと外壁リフォームを同時に実施しました。
屋根は瓦から軽量な金属屋根へ変更し、耐久性と耐震性を改善。
瓦の撤去(瓦下ろし)と下地補修を行ったうえで施工しています。
あわせて外壁はカバー工法(既存外壁の上に新しい外壁材を施工する方法)を行い、建物全体の印象と保護性能を向上させています。
※同じような症状でも、下地の状態によっては葺き替えが必要になる場合があります
- 屋根工事費用:約228万円(足場別)
※一般的な目安(30坪前後:120〜200万円)より高くなっている理由
・瓦屋根の撤去(瓦下ろし)が必要だったため
・産業廃棄物の処分費が発生したため
・建物が33坪とやや大きめのため - 工期:14日間
※外観の変化は外壁リフォームの影響も含まれています
※施工直後のため、足場や作業道具が一部写り込んでいます
■ 葺き替えとは?
葺き替えとは、既存の屋根材をすべて撤去し、下地(野地板・防水シート)から新しく作り直す工事です。見た目だけでなく、屋根の内部まで根本からリセットできます。
カバー工法が「今ある屋根の上に重ねる」のに対し、葺き替えは「すべてやり直す」イメージです。費用と工期はかかりますが、その分長期的な耐久性と安心感が得られます。
葺き替えの主なメリット
- 雨漏りの原因を根本から改善できる
- 下地ごと新しくするため耐久性が大きく向上する
- 屋根の重量が増えないため耐震性への影響が少ない
- 20年以上の長期的な安心感が得られる
■ 葺き替えを検討すべき明確なサイン
次のような症状がある場合、葺き替えが必要になる可能性があります。これらは「表面の劣化」ではなく、内部まで傷んでいる可能性があるサインです。
【天井や壁に雨染みが出ている(過去のものも含む)】
下地が腐食しているとカバー工法では根本解決にならず、数年後に再工事が必要になることがあります。
【スレート屋根が浮いている・反っている】
屋根材が変形している場合、下地への影響が出ている可能性があります。
【築25〜30年以上経過し、一度も改修していない】
下地の耐用年数が近づいており、内部劣化が進んでいるケースが多いです。
【台風後に屋根材のズレや破損があった】
外力による損傷は、防水層や下地へのダメージを伴っている場合があります。
【補修しても同じ場所から不具合が再発する】
部分補修で解消しない場合は、根本的な原因が下地にある可能性が高いです。
判断の2つのポイント(ここが重要)
- 下地(野地板)が健全かどうか
- 雨水が内部まで回っているかどうか
✓ 下地が健全 → カバー工法で対応可能
✗ 下地が劣化・雨漏りあり → 葺き替えが基本
■ 葺き替えが向いている人・向いていない人
✓ 向いている人
- 築25年以上経過している
- すでに雨漏りが発生している
- 屋根の下地が傷んでいる可能性がある
- 今後20年以上安心して住みたい
✗ 向いていない人
- できるだけ費用を抑えたい
- 下地の状態がまだ良好
- 雨漏りしていない
※どちらが適切かは点検しなければ判断できません。「築年数が古いから葺き替えが必要」と即断せず、まずは現状確認をおすすめします。カバー工法で十分なケースも少なくありません。
下地からやり直すことで、見た目だけでなく内部も改善されます
■ 費用の目安
葺き替え工事の一般的な施工価格(30坪前後の住宅)
120〜200万円前後
足場代は別途15〜25万円程度かかる場合があります
- ※屋根の形状・劣化状況・使用材料により変動します
- ※下地補修が必要な場合は追加費用が発生することがあります
- ※実際の金額は現地確認後にお見積りをご案内しています
- ※料金表の詳細はこちら
葺き替えはカバー工法と比べて費用が高くなりますが、それは古い屋根材の撤去・処分費用と下地の新設が含まれるためです。下地が傷んでいる場合は、長い目で見て葺き替えの方が結果的に費用を抑えられるケースもあります。
■ カバー工法との違い
葺き替えとカバー工法の最大の違いは、「下地(野地板)まで工事するかどうか」です。
| 比較項目 | 葺き替え | カバー工法 |
|---|---|---|
| 施工方法 | 撤去して下地からやり直す | 既存屋根の上に重ねる |
| 費用 | 廃材費が加わり高め | 比較的安価 |
| 工期 | 5〜10日(長め) | 3〜5日(短い) |
| 下地の補修 | 対応できる | 対応できない |
| 雨漏りへの対応 | 根本から改善できる | 下地が健全な場合のみ |
| 屋根の重量 | 新材の重さのみ | 既存より重くなる |
| おすすめの状態 | 下地まで傷んでいる場合 | 下地が比較的健全 |
選ぶ基準のシンプルなまとめ
- 長期的に安心したい・下地が傷んでいる → 葺き替え
- 費用を抑えたい・下地が健全 → カバー工法
■ 葺き替え工事の流れ
現地調査・お見積もり(無料)
屋根の状態を確認し、葺き替えが本当に必要かどうかを含めて最適な工法をご提案します。
ご契約
内容・費用にご納得いただいてからご契約。しつこい営業は一切いたしません。
施工準備・足場設置
近隣へのご挨拶まわりも弊社で対応します。
既存屋根材の撤去・下地補修
古い屋根材をすべて撤去し、野地板・防水シートの状態を確認・補修します。
新しい屋根材の施工
職人が丁寧に施工します。標準5〜10日で完了します。
完了検査・お引き渡し
施工後は代表が直接確認。気になる点はその場でご確認いただけます。
■ よくある失敗・注意点
「葺き替えにしておけばよかった」「カバー工法で十分だったのに…」といったミスマッチは珍しくありません。
❶ 下地が傷んでいるのにカバー工法を選んでしまった
下地の腐食を見落としてカバー工法を施工すると、数年で再び雨漏りが発生するケースがあります。点検なしに工事を決めることはリスクが高いです。
❷ 逆に、不要な葺き替えを勧められた
まだ下地が健全なのに「葺き替えが必要」と勧める悪質な業者も存在します。高額な工事だからこそ、セカンドオピニオンを取ることをおすすめします。
❸ 費用だけで業者を選んでしまった
葺き替えは工事規模が大きいため、安すぎる見積もりには材料グレードの低下や手抜き施工のリスクがあります。内容の比較が重要です。
■ よくある質問
点検したら必ず工事になりますか?
いいえ。点検の結果、必要な場合のみご提案します。不要な工事はお勧めしません。「点検だけで終わった」というケースも多くあります。
点検だけでも大丈夫ですか?
はい、点検のみでも問題ありません。「まず現状を知りたい」というご相談も歓迎しています。
他社で見積もりを取ったあとでも相談できますか?
もちろん可能です。比較検討目的の点検・見積もりも歓迎しています。内容についてご不明な点があればお気軽にご相談ください。
■ 職人としての考え
葺き替えは費用が大きい工事です。だからこそ、本当に必要かどうかをしっかり確認してからご提案するべきだと考えています。
当社では点検の結果、カバー工法で十分と判断すればそうお伝えします。「どうせなら葺き替えを」とお勧めすることはありません。逆に、下地の腐食が見つかりカバー工法では対応できない場合は、その理由をきちんとご説明したうえで葺き替えをご提案しています。
不要な高額工事を無理に勧めることは一切ありません。
■ まとめ
葺き替えは、屋根を下地からしっかり直せる最も確実な方法です。費用と工期はかかりますが、下地が傷んでいる場合や雨漏りが繰り返されている場合には、長い目で見て最適な選択になります。
葺き替えのポイントまとめ
- 既存屋根をすべて撤去し、下地から新しくする工事
- 費用の目安は120〜200万円前後(足場別)
- 雨漏りや下地の腐食がある場合に特に有効
- カバー工法と比べて費用・工期はかかるが、耐久性は高い
- 点検なしに工事内容を決めるのはリスクがある
見た目も性能も大きく改善されます
■ 無料点検のご案内
屋根の状態は外から見ただけでは正確に判断できません。
「カバー工法で対応できるのか」「葺き替えが必要な状態なのか」は、実際に点検してみないとわかりません。
まずは無料点検で、現状を確認してみませんか?



