さいたま市にて屋根葺き替え工事を行いました|トップライトの封止からスーパーガルテクトでの葺き替えまで
さいたま市内の戸建て住宅にて、屋根の葺き替え工事を行いましたので、施工の流れを詳しくご紹介します。
今回の建物は切妻屋根で、妻面には三角形の飾り部分(妻飾り)が設けられているお住まいでした。屋根面の一角にはトップライト(天窓)が設置されており、経年による劣化から雨漏りが発生していました。
施工前の状況
既存の屋根は瓦葺きで、妻飾り部分については経年劣化は見られるものの大きな破損はなく、そのままの形状を活かせる状態でした。
一方、屋根面に設置されていたトップライトは、網入りガラスと金属フレームによる古いタイプのもので、フレーム周りのコーキングや金属部分の劣化が進んでいました。屋根の上からだけでなく、天井裏側からも劣化の状態を確認しています。
施工内容
1. 既存屋根材の撤去・下地の確認
既存の瓦を撤去し、野地板(下地の板)の状態を確認しました。長年の使用により下地表面は傷みが見られ、既存のアスファルトルーフィングも劣化が進んでいる箇所がありました。妻飾り部分については、既存の形状を活かす方針とし、撤去は行っていません。
2. トップライトの封止
雨漏りの原因となっていたトップライトは、開口部をふさぐ方針としました。既存の枠組みを利用しながら下地材で開口部を塞ぎ、周囲の野地板と面を合わせて連続した下地に仕上げています。段差や隙間が残らないよう、下地の高さやレベルを周囲の屋根面とそろえることを意識して施工しました。
3. 下地の合板張り
既存の野地板の上から、合板を全面に張り増しました。トップライトを塞いだ部分や妻飾り周りも含めて屋根全体を合板で覆うことで、下地面の強度を確保するとともに、面のレベルをそろえて平滑な下地に仕上げています。
4. ルーフィング(防水紙)施工
合板を張った下地全体に、改質アスファルトルーフィングを敷き込みました。トップライトを塞いだ箇所も含めて屋根面全体を一体のものとして防水処理を行い、シート同士は雨水が流れる方向を考慮しながら重ね幅を確保して張り進めています。妻飾り部分の下地にもルーフィングを回り込ませ、取り合い部分から雨水が入り込まないよう処理しました。
施工後の屋根面を見ると、トップライトがあった箇所も含めて表面に凹凸のない、フラットな状態に仕上がっていることが分かります。
5. 屋根材(スーパーガルテクト)の施工
屋根材には、ガルバリウム鋼板製の「スーパーガルテクト」を使用しました。断熱材が一体になったタイプの金属屋根材で、軽量ながら遮熱性・耐久性に優れており、既存の瓦屋根と比べて建物にかかる重量負担を軽減できる点が特徴です。
屋根の流れ方向に沿って板金を重ねながら葺き進め、妻飾り部分についても屋根材で包み込むように仕上げることで、既存の意匠を保ちながら雨仕舞い(水の侵入を防ぐ納まり)を確保しています。
棟部分や谷部分など、雨水が集まりやすい箇所は板金の重なりや役物の納まりを丁寧に確認しながら仕上げています。トップライトがあった箇所も周囲と同じ屋根材で覆われており、外観からは開口部の跡が分からない仕上がりとなりました。
まとめ
今回は、雨漏りの原因となっていたトップライトを封止し、屋根全体をガルバリウム鋼板製の「スーパーガルテクト」で葺き替える工事となりました。
・既存トップライトの劣化状況を屋根面・天井裏の両方から確認
・開口部を下地でふさぎ、周囲の野地板と面を合わせて連続させる
・合板を全面に張り増して下地の強度と平滑さを確保
・改質アスファルトルーフィングで屋根全体を一体化して防水処理
・軽量な金属屋根材への葺き替えで建物への負担を軽減
妻飾りの意匠は活かしつつ、雨漏りの心配がある開口部をなくすことで、建物全体の防水性を高める仕上がりとなりました。
さいたま市内での屋根葺き替え工事の一例として、今後も施工事例をご紹介してまいります。















